コンテンポラリーダンスコースを受験したいという中学生3年生のレッスン記録をレポートしていきます。
この2月に無事、高校受験に合格することができました!
体験レッスンに来てくれてから試験まで約5ヶ月間と短い間でしたががんばってくれました。
ピラティストレーニングで身体が変化していく様子をみて改めて基礎が大切だなと思いました。
- ピラティストレーニングを取り入れた身体のベース作り
- 入学試験のための即興ダンストレーニング
私にとっても今回の経験は非常に勉強になりました。
はじめに
9月半ばに体験レッスンに来てくれた中学3年生。
小さい頃からずっとクラシックバレエをやっていてコンクール出場経験もあり、恵まれた身体をもって経験も豊富な子でした。
高校はコンテンポラリーダンスコースへ進学したいので、コンテンポラリーダンスを習いたくて私のホームページを見つけてきてくれました。
小さい頃から型にはめるようなバレエを行ってきたためか力を抜くという感覚がなく、柔軟性はあるのにカチコチで流れるように動くことが難しそうに感じました。
柔軟性があるけどポジションをキープする力が無いので、ピラティストレーニングを取り入れたらもっと良くなるなと思いました。
「高校受験に合格させてあげたい!」と私の心にも火がつきました。
何回か火曜日のグループレッスンをみていて、「受験までの5ヶ月で意識や動きを変えていくのは難しいかな〜」とも思っていました。
そんな矢先に、プライベートレッスンに変更したいとご連絡を頂きました!
身体のベース作り
まずはじめに、ピラティスレッスンをベースに身体の使い方を見直すことにしました。
私が行っている武蔵新城のピラティススタジオまで来てもらい、ピラティストレーニングを取り入れ身体のベース作りからはじめました。
11月後半から週に1回プライベートでレッスンを始め、力を抜いても力強くしなやかに踊れる身体を目指していきます。
小学校4〜6年の時に1年で10センチ位ずつ毎年身長が伸び、その頃からバレエでの怪我が増えて左足の有痛性外脛骨炎になってしまい、外脛骨炎が治るまで小6から1年間ダンスを休まなければいけなかったそうです。
ダンスを再開できたと思ったら、膝を痛めることが増えたそうです。
怪我をしない身体作り、苦手を克服する身体作りをしていきたいという思いもあったようです。
ピラティストレーニングで体幹がついてくると余計な力が抜けて怪我の予防につながります。
クラシックバレエをしている子によく見られる怪我
クラシックバレエを長く踊っている子に多く見られるのですが、足の甲を美しく見せるために常に足裏のアーチが固まって柔軟性が無くなっています。
(本当はアーチの柔軟性があった方がジャンプを高く飛んだり、つま先立ちに入りやすくなると考えています)
そのために足首や膝が常に緊張してしまい、痛くなってしまうと考えられます。
そんなわけで足裏トレーニングのためにマスターストレッチを多用してエクササイズを行いました。
最初は慣れない動きで、脚が痙攣してしまう…なんてこともありました。
徐々に足裏の感覚がつかめてきて、片足でのバランスも今までより楽に安定してきました。
本人も「バレエが今でより踊りやすくなった!」と言ってくれました。
身体のベース作りができてきたら、今度は試験対策(即興ダンス)へ進みます。