ピラティストレーニングを取り入れて身体のベース作りをはじめて、踊りにも変化が見えてきました。
身体が安定してきて踊りにも柔らかさや安定感がでてきて、本人も「動きやすくなった」と感じています。
身体のベースができたら今度は試験に向けてのレッスンを本格的に開始しました!
高校受験の実技対策
12月後半を迎えいよいよ実技試験の対策です。
コンテンポラリーダンスクラスの実技試験の課題は以下の3点になります。
- バレエ・バーレッスン
- バレエ・センター
- 課題曲を与えられ、時間内で振付し審査員の前で発表
それ以外の情報がなく課題曲の曲調や分数も全く分かりません。
バレエのレッスンは慣れているので大丈夫でしょう!
「課題曲に即興で振付をして踊る」
これが難題だな…と感じました。
長年コンテンポラリーダンスを踊っている私でも、その場で振付をしてそれを覚えて発表するというのは至難の技です。
絶対に途中で何をするか忘れる自信があります 笑
- あらかじめ振付を創っておき、当日課題曲にはめ込むようにする。
- 即興のトレーニングをして、試験当日に臨機応変に対応できるようにする。
「このどちらかでいこう!」と思いました。
多分、多くの受験生があらかじめ振付を創るだろうな〜とも考えました。
でも、もし私が審査員だとしたら事前に創った振付は見れば分かります。
子供のこれからを考えるなら「即興のトレーニングをして、その場で与えられた課題曲に臨機応変に対応できた方が良いよな」と思いました。
本人と話し合いをして、彼女も「即興のトレーニングしたい」ということでトレーニング開始です!
即興のトレーニング
今まで古典バレエを踊ってきた彼女。
バレエには物語があり、たくさんの素晴らしいダンサーが踊ったお手本があります。
そんな踊りに慣れている彼女に突然「自由に踊ってみて!」と言っても難しいです。
即興といってもただ闇雲に踊っているわけではなく、先を考えながら観る人を魅了する踊りでないといけません。
まずは即興で踊るためのルールを説明しました。
- どこから動きのヒントを得るのか
- 空間の使い方
- 動きの速度について
説明しながら少しずつ感覚をつかんでいってもらいます。
ピラティストレーニングを取り入れることで身体の使い方も変わってきました。
足首・膝がゆるみ、それが背骨へと繋がって力を抜き、開放するコツが分かってきた感じです。
試験まであと1ヶ月
試験まで最後の1ヶ月は、違うタイプの曲を次から次へ流して音楽を聴きながら踊るトレーニングをしていきました。
よくよく音楽を聴くと、曲にもなんとなくパターンがあることに気が付きます。(現代音楽では違うことも多いですが…)
- どこで盛り上がりそうとか
- どこで静かになりそう
など予測できるようになってきました。
一曲踊るたびに戸惑ったことや疑問などを1つずつ解決していきました。
最初は戸惑い迷いながら踊って曲の途中で止まってしまっていたけど、最後の方は積極的に色んな動きに挑戦し楽しみながら踊ってる姿が見られました。
私の中では「もう大丈夫!」という気持ちで最後のレッスンを終えました。
いよいよ高校入試本番へ!