年末恒例のロングコンビネーション。
今年1年踊ったコンビネーションを切って貼って組み合わせて創りました。
テーマは今年1年を振り返り、自分の踊りを見直す!!
2022年最後のコンビネーションレッスン
3分以上ある曲を使い、3部構成の振付にしました。
1年かけて1度は踊ったことのある振付とはいえ、長いコンビネーションを踊っていくと自分のクセが見えてきます。
疲れてくると身体に力が入ってしまいます。
身体に力が入るので背骨の動きが固くなり、肩が上がってきたり、指先に力が入ってきたりします。
脳的には『ここでつま先を伸ばそう!』とか『歩幅を大きくしよう!』と意識していた部分が意識できなくなります。。。
私たちが舞台上でお客さまにダンスを披露する時は、身体も脳もこの疲れている状態に近いと言われます。
踊って疲れてくることで自分の本来のパフォーマンス力が分かります。
素晴らしいダンサーのパフォーマンスはとても自然です。
人間の機能的な動きを極めているので、すごいことをしているのに自然に見えてしまいます。
見てる側はその自然な動きのおかげで感情移入ができるし、「自分も踊れるかも!」なんて思ってしまいます。
疲れた時に良いパフォーマンスをするためには何が必要かを考えると、やはり大切なのは形ではなく動きを理解することになります。
動きを理解するためには、身体の機能を理解することも大切です。
ついつい指導者の手の位置や足の位置と、形ばかりに注目しがちになります。
どのように背骨は動いてるのか?
腕はどこから動き出すのか?
という中身を理解し身体に染み込ませないと、結局自分のクセが出てきてしまいます。
なんて、言葉で言うことは簡単ですがやるのはとっても大変なことです。。。
レッスンで大切にしていること
大変だからといって「細かい説明は省いて、ただ楽しく踊ってもらおう!」
これでは私のレッスンをしている意味が果たせなくなってしまいます。
レッスンで1番大切にしているのは背骨の動き。
私のレッスンでは踊りはもちろん、踊ることで日常生活も調子良くなって欲しいと言う思いがあります。
レッスンの最初に行うピラティスでは、背骨の動きをつけていくエクササイズを行います。
その後、柔軟になった背骨から手足につながるようにスタンディングエクササイズを行い、最後にコントロールできるようになった身体を使いコンビネーションを行います。
背骨が柔軟に動くようになることで、ダンスの向上だけでなく
- 日常生活の首・肩こりの解消
- 自律神経を整え深い眠りにつける
- 内臓の動きを良くする
などの効果もあります。
さいごに
年齢とともに少なくなってくる背骨の動き。
あきらめずに少しずつ変えていくことで、この先の生活が変わっていくのではないかと考えています。
10代から60代まで幅広い世代の方々が集まり、今年も真剣に楽しくレッスンすることができました。
私自身まだまだ勉強を続け、意味のあるレッスンが提供できるよう来年もがんばりたいと思います!
みなさま良いお年を〜!