今回のコンビネーションのテーマは「動きを音にはめる!」でした。
ベースの音にはめてスピーディーに身体を動かす部分、メロディに合わせて緩やかに身体を動かす部分。
音のとり方を変えながら踊っています。
特にベースの音にはめて動く部分では「ドン」という音に合わせて瞬間的に身体の向きを変えたり、身体を起こしたり倒したり、観ている人に予感させない動きが必要になります。
速い動きが求められるとつい身体を一気に動かしてしまおうとしますが、大きいものを瞬間的に動かすというのは難しいです。下半身が耐える事が出来ずグラッとバランスを崩してしまったり身体をを痛める原因になります。
大切なのは、素早い動きを行う時にこそ、身体の関節を細かく分けて使う事!と考えています。
例えばロールアップ
素早い動きが求められると股関節から一気に身体を持ち上げてしまいたくなります。
しかしまず骨盤が立ち上り腰椎5個 → 胸椎12個 → 頸椎7個 → 最後に頭という順番で細かい関節が積み上がっていくイメージで行うと、足元から風を送り込んだように瞬間的に身体を立ち上げる事が出来ます。
ただ素早くロールアップをするためにはゆっくり丁寧にロールアップができる必要がありますし、脊柱を1つづつ動かすための筋力も必要になります。
つまりはコンビネーションの前に行うピラティスやバレエエクササイズがとっても重要だと思うのです。
映像の私はその準備が足りずグラグラしております…
正直コンビネーションの見本をしっかりお見せするには生徒の皆さんと同じようにしっかりエクササイズをする必要があります…
そうすると先生としての役目が果たせないわけで。
なんとも歯がゆい気持ちです。
美味しい料理を作るためには手間を惜しまぬ下ごしらえが必要なように、ダイナミックに素敵に踊る人ほど準備には余念がないな〜と感じます。

